友人との会話から

久しぶりに会った友人と2時間以上話に花を咲かせた。
10年ほど前、20年以上連れ添ったご主人と離婚をされた彼女。
当初は彼女にとって不本意なことだったが、
結果として、なるべくして手放すべきものを手放した、
という様子を当時も伺っていた。
二人の子供たちも今は立派に巣立ち、それぞれの家庭を作られ、今は一人暮らしをされている。
このコロナ禍において、私の方は、
夫がずっと在宅で、大きなトラブルはないにしても
それなりに小さなストレスは溜まっていく、そんな実情に話が及んだ。
彼女は「もう今となっては人と一緒に暮らすなんて考えられない」と言う。
そういうものかー。
私が知る彼女は夫を大切にしていたし、子供たちを愛し、
今だって、基本的にネガティブなことを発しない。
人といることを楽しみ、、人を愛し、世の中を愛している、
そんな素敵なオーラを発している人だ。
彼女の発した言葉から、私は
それだけ、一生懸命がんばってきたんだな。
そして、自分のためだけの生活を満喫しているんだな、
そんな風に受け取った。
人を愛する、人のために尽くす、
とても素晴らしい。
それ以上に自分を愛する、自分のために尽くす、
やっぱりそっちがあってこそだよなー。
何が言いたいのか、自分でもわからない。
思った以上に、人は自分を置き去りにしている、
きっと私だけじゃなくて、多くの人が。
そう感じたのだと思う。