ただ聞いてもらうこと

コーチングでは、ゴール設定、現状確認、現状と理想の間からの選択肢の洗い出し、ゴールに向けての今できる行動確認、ざっとこんな風に行動に落とし込む型がある。
元々私はこの型があまり得意ではないし、好きでもない。
人ってそんな簡単に型にハマれるわけじゃないし、などと思ってしまう。
もちろん、型が大切であることはわかっている。
最近は特に、私がクライアントとして受ける立場としても、この型から外れて、ただ話を聞いてもらうことが多い。
今の私の現状。どういうことがあって、どんな気持ちで、これからどうしようとしているか。
そんなことをただただ聞いてもらう。
それで何か結論が出るとか、特別何か気づきがあるでもない。
ただ自分の中を話すことで、自分を俯瞰しているのかもしれない。
ただ話を聞いてもらうだけ、私の現状を知っていてもらうだけ、それだけで何か心が落ち着くというか、満足というのか。
人は1人ではいられない。
繋がりがあることで、自律神経も安定するということも聞いた。
特に何か目標設定などしなくとも、そういう安全地帯で充足させる場があることで、自然と人は動き出せる力を持っている。
やりたいようにやりたい事を始められる。
目標設定を否定したい訳ではない。
ただ、今の私には、その前の安心感、充足感が必要なのだなぁと、今朝、コーチ仲間に話をただただ聞いてもらって思ったのだった。