夢日記

寝ている間、夢をよく見ている。
誰それが出てきたな、どんな場所にいたな、
感覚としては覚えているけれど、
言葉でその状況を伝えようとすると、途端に全然違うものとなる。
時々、夢で見たことを上手に伝えてくれる人がいるけれど、
私は出来た試しがない。
ひとシーンくらいはなんとか伝えられることが
上手くいけばあるくらいだ。
今日も起きてみて、見た夢をなんとなく頭巡らしてみたので
モーニングノートに書こうとしたら、
わ、テンでダメ!と思った。全然違う。
そして、これって、自分の中にある感覚を言葉にしようとした時と同じだと思った。
モヤっとある感覚を伝えたいのだけど、相応しい言葉がわからない。
その感覚をどう表したらいいかわからない。
なので、黙る。自分の感覚のみに留める。
そういうことって結構ある。
そういったことを何とか言葉に救い上げたくて、
だからなるべく何でもいいから言葉にする作業をするようにしているし、
このブログだってそのためだと言っても良い。
夢日記を書くといいとは、何かで耳にしたりすることはあるけれど、
つまりはそういうことか、と急に思った。
夢はきっと、自分の中にある奥深く眠っている意識が表出した形だ。
意味があるようなないような、何なのかはよくわからないが、
それでも奥深い意識をその感覚を言葉に書き出すことで
何か自分に近づけるかもしれない。
朝、起き抜けにほんの数行でもいいから
見た夢をできる範囲で書き出してみる。
ちょっとやってみようかな、
と思ったのでした。