マネをすること

NLPのワークにモデリングというのがある。

簡単には理想の人を思い描き、その人が振る舞う姿を思い浮かべ、
自分もその人になったかのようにマネをする。
マネをするといっても、外的なものだけでなく、
その人の持つ世界観、信じているもの、価値観
そういったものを自分の中にすべて取り込もうとする。

そうすることで自分のステージを上げていく。
そういうスキルだ。

つい最近、「バケモノの子」をAmazonプライムで観た。
以前も映画館で観た好きな映画だ。

その中で子供の九太が、師匠のクマテツから、武道の技を学ぶのに、
正にモデリングをしてると思う場面があった。

強いけれど、粗暴で上手く教えることができないクマテツだが、
九太がクマテツの足の動きを
こっそり盗み見しながら真似ていく。

地味にコソコソコツコツと真似るうちに、あれ、こういうことか、
次はこう動くと、クマテツの動きが読めるようになる。
そうしてグングン強くなっていく。

NLP講座のモデリングの話の中でも、NLPを学んでいたコピーライターの方が
ひたすら表彰されたコピー集を書き写して、その方々の世界観というのを身体に畳み込むことによって
その人も多大な成果を得られたという話もあった。

私は書くことで自分の思考をもっと外に出していきたいと思っているのだが、
まだ感覚の状態で、言葉になりきらないもどかしさというのを、良く感じている。

モデリングとは少しずれるかもしれないが、
もっと言葉と出会い、その言葉を真似てみることで、
自分の言葉へのつなぎをできるのではないかと、ふと思った。

語彙力、表現力に溢れた人たちの言葉を自分も使ってみることで、
自分の感覚を何か表せす言葉にもぶつかるのではないかと。

それが素敵な文章であれば、いいモデリング対象にもなるし
一石二鳥だ。

これまでも素敵な言葉、胸に響く言葉はなるべくメモるようにはしていたが、
目的をもう少し変えて、やってみようかなと思った。

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