不安と怖さ

不安と怖さ。
これは私にはデフォルトで常に心に鎮座していると言ってもいいような。
なんとなくわかっていたようでもあるけれど、カウンセリングなどで話をすることで、自分が子供の頃から不安の強い子であったのだと、きちんと認識することができるようになった。
昨年末に自分のイヤな感情、黒い感情をもっと感じて出していくことが大切だと感じたこともあった中、たまたまYouTubeで感情と向き合うワークを見つけて、聴きながら自分でここ数日やり始めている。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLm5SbU3SLkhEEO2_sxVxLZkIKbsuk4UNl
その中で、私は子供の頃の感情、やはり不安、怖さが出てきた。
それを感じている中で急にふと思った。
あれ、これ、私自身の不安、怖さというより、パパ、ママの感情を私が感じ取り、自分のもののように乗り移って、もらってしまったのではないか。
これ、私の不安、怖さじゃない。
いや、結局はそれが自分の不安となり怖さとなっている。
同じように同化してしまったのだから。
考えたら、今だって同じような現象をいくらでも起こっている。
誰かが抱えている苦しさ、空しさ、寂しさ。
自分のことのようにもらいがちな私は、今は気をつけて線を引くようにはしているものの、同じように苦しくなるのは変わらない。
わかるから、相手に何も言えなくなる。
変わりに別の何か(例えばちょっと自分が我慢すること)を引き受けてしまったりする。
そういえば、昨年夏に受けたコアトラの講座では、他人の感情はその持ち主にきちんと返すというのがあった。
自分の感情に他人のものが知らず知らずに紛れ込んでいるというのは、きっと案外多いことなのだ。
それと同時に思ったこと。
それは、私は自分の不安、怖さには、自分自身でしっかり支えていこうということ。
不安、怖さ、それはきっと私からはなくならない。
何かあれば、すぐ顔を出す。
それはそれで、私を守るためにいてくれるものだ。
ただその感情のそばで、それを支える強さ、優しさを自分の中に育んでいけばいい。
他人のものはちゃんと元の他人に返すと共に、自分の感情には自分自身で責任を持つ。
そんなことを思った、今年の始まり。