光が差す方へ

お正月の年賀状。

「今年こそ会いたいですね」

そんなメッセージを添えることが多い。

毎年同じことを書き続けていることに嫌気がさしてもいる私。

なかでも高校時代のある友人で、もう15年くらい年賀状のみで会っていない子がいる。

毎年、年末の年賀状を書く時になって、あー、また会えなかった、おんなじだーというのをずいぶん長いこと繰り返していた。

その子のことはずっと気になっていて、毎年やりたいことリストにも「〇〇ちゃんと会う!」とも書いていた。

なのに、実行されないまま時間が過ぎていた。

昨日の元旦、ひとりカフェで過ごした時間に、もう今や!と思い、メッセージを送ってみた。

スマホの連絡先リストにはPCと携帯のアドレスが登録されてはいたが、今もそれが生きているかはわからない。

でも年賀状だけでは一向に会えないから、コンタクトを取ってみよう!

すると、数時間後に、返信が。

そんなこと、いつだって出来たことなのに、なのになのに、ようやく年賀状外での連絡を取ることができた。

そんな元旦の出来事を夜寝る時、夫に話しながら、ほんわか幸せな気持ちになる。

彼女からの返信で、お互いの現連絡先を再確認し合い、今日はLINEのアドレスも送った。

こうして書いている今、LINEで繋がった通知が入った。

ほんのわずかと言えばそうなのだが、こんな風に始まった新しい年は、さっそく光が差したようで嬉しくなる。

そう、光が差す方向へ歩みを進めよう。

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