僅かな基準の変化によって

2年ほど前にホットクックを購入したものの、あまり使いこなせていなかった。
それが最近、以前より使用頻度が高まってきた。
何でだろう?と考えてみたところ、
結局、料理に対する自分の基準が下がったというのが、一番当たっている。
私の周りではホットクックの評価が高いように感じていたが、どうしてもピンとはこなかった。
料理の労力って、切ることと片付けること、そして献立を考える、買い物する、そういう前後の大変さに尽きると思う。
火にかけるところってそんなでもないような。
それにホットクックの仕上がりが、イマイチだなぁと思っていた。
そう、料理はこういうもの、作るなら美味しいもの。
私なりの当たり前があった。
今はそれが、手放したくて仕方なくなっている。
そうなると、わずかでも労力少なく、仕上がりもそこそこでも全然許せる。
そこそこったって十分美味しく食べられる。
僅かな基準の変化がもたらすもの。
意識と行動の変化。
僅かな変化とはいえ、その基準をこれまでは、執拗に握りしめていたように感じる。
こういう何でもない変化がとても興味深い。