当たり前の感覚を紐解く

私は育った家、家族は、基本的にあまり自己主張が強い方ではない。
父と母は仲が良かったというのとは決して違う。
父は母に対しよく文句を言っていた。
それに対し、母は決して言い返さない。
ただ我慢してスルーする。
一度だけ、母が言い返したのを覚えている。
一度だけだったから、とても印象的に。
なんと言う言葉だったか正確ではないが、
「あなたはいつもそうやって私を責める、、、」
そんなだったかな。
感情的な言葉が出て、その言葉を聞いたら父は黙ってしまった。
普段、口答えしない母が、感情的になって声を上げたから、
父としてもそれ以上何も言えなくなってしまったのかもしれない。
母は我慢をしていたが、なんだかんだ受け流し、父の言葉は、母にはあまり届いていなかったように思う。
文句を言いながらも、結局は父も我慢をしていた。
我慢をする。
そんな空気感がウチにはあった。
その空気は私の内に内に知らないうちにすっかり入り込んでいる。
相手が、周りの人が上手くいくためには、気持ち良くいるためにはどこか我慢することを優先する。
もしくは誰かが我慢していたらイヤだ、可哀そうだ。そんな気持ちがいつも働く。
自分の奥にある、居座っている、当たり前になっている感覚。
昨日、NLPの先輩から声をかけて頂き、マインドブロックを外すエネルギーワークのモニターをさせてもらった。
そうしたら、そんな状況が浮かび上がってきた。
ひとつひとつ紐解く作業。
そして手放す作業。
一歩一歩進めていこう。
自分にそう声をかける。