写真と思い出

先日、夫が写真の整理に着手してくれた。

ウチの写真は長いこと放置されたずさんな状態で、いつかは手をつけないとと気にはなっていたのだが、
あまりにも気が遠くなる話で、いつ来るか全くわからない「いつか」であった。

私たちの結婚当初はまだフィルム写真ばかりで、デジタル化はほとんどされてなく
プリントアウトした写真が山のようにある。

本当に昔は友人たちと遊んでも誰かが写真を撮って、山ほど現像し、
それをみんなに配ってくれた、そんなことも懐かしい思い出だ。

そしてその山のような写真が、ウチではただ靴が入っていた紙の箱にバーーンと投げ込まれている、そんな状態だった。

その箱もほぼ破れ壊れかけていたのが、見るに堪えないと思ったらしく、
急に夫が腰を上げた。

私としては、写真を精査してグンと量を減らしてしまいたいのだが、
夫は捨てる気はないらしい。

彼の写真でもあるので、そこは無理強いは出来ないし、
私自身、今写真を精査するエネルギーは持ち合わせていないし、、
とにかくこうして整理をして頂けるだけで十分ありがたい。

几帳面な夫はとにかくカテゴリー分けをし、付箋でわかるように
こんな風に100均で買ったコンテナボックスに収納した。

私は他の用事で、もう任せっぱなし。
ただ懐かしい写真を覗いては、面白がっていた。

古いネガ類はもういいよね、と処分。
それなりに不要物は廃棄し、コンテナ二つにキレイに収まった。

いやいや、本当に有難い。


そして、その中で久しぶりに垣間見た、若かりし二人。

結婚前のラブラブな写真、家族との顔合わせ食事会などなど。

笑ってしまうほど。

私たち、結婚して23年を超える。

その前半の思い出がずっしり詰まった箱。
なんだか愛おしい。

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