晴れ女と父

私は結構な晴れ女だ。
晴れ女というか雨をよける。
今日もそうだった。
ちょうど出かけて帰ってきて、家に到着したら、雨が降ってきて、助かった。
逆に、さっきまで雨が降っていたのに、私が出かける時には雨が上がって、
日まで差してるなんてことも結構ある。
日焼けしたくないから、え、このタイミングで太陽が出ても困るんだけど、、
なんてなったりもする。
ここ数年、コロナ禍になるまでは夫婦でよく国内小旅行に出かけていたのだが、
ほとんどが天気に恵まれた。
今回ばかりは絶対無理だね、なんて天気予報とにらめっこして
雨覚悟で行っても、奇跡のように雨が上がったということも何度かある。
こんな風に感じるようになったのは、実は父が亡くなってからである。
もう20年近くが経つ。
私の父は本当に晴れ男だった。
「オレがいれば、絶対晴れるんだ!」と家族旅行の時も豪語していた。
そんな父が亡くなった夜も綺麗な星空だった。
父の法事やお墓参りの日もやはり天気には恵まれる。
晴れ女とは言ったが、
だから、その時にはいつも父を感じる。
今日もこうして父に思いを巡らす。
いつも守ってくれてありがとう。