私の点たち

点

昨日、ある読書会イベントに参加したのだが、
その中で、スティーブジョブズの有名な言葉
「Connecting the dots (点と点をつなげる)」について少しだけ紹介があった。

「過去の点と点が繋がり、現在の自分がある。
過去の点たちに感謝をするのとしないのとでは、
未来の自分が変わってくる。」

いわゆる、この言葉に説明される
点をたくさん思うように作りなさい。
必ず未来へ繋がるから。
といったのとは違うアプローチだと思うが、
私には大変響いてきた。

コーチングの質問のひとつに「過去のリソースを聞く」というのがある。

何か行き詰まった時に、
「以前にこういうことありましたか?」
「その時はどんな風に乗り越えましたか?」
「今までで一番達成感があったのはどんなことですか?」
などなど。

私は実はこの質問、クライアントさんには聞くことはできるけど、
自分にはとても苦手意識がある。

こういう手法をすでに知っているから、
「わっ、来た!イやなヤツ!」とたぶん心の中で反応している感じ。

これまで自分のリソースを発見しようというワークも仲間とやった時も
どうしても憂鬱から出ることが出来なかった。

自分のこの気持ちを見つめると、つまり私は
「私の過去には何にもないよ。何にも出てこないよ」
と思っていることがわかる。

たいていの人は自分が持っているリソースに気が付かない。
だからこそ、コーチングではコーチからの質問によって視点を変えることで
自分では気が付けないことに気づくチャンスをもらうのだ。

そうわかっていても、どうも私の心は頑なに反応している。。
「何も出てくる気がしない。。」と。


先の Connecting the dots の話を聞いて
こんな私は過去の自分の点に対して、大変失礼なことをしているのだなと
痛く思ってしまった。

過去の私はそれはそれで、一生懸命やってきている。
そこに何にもないなんて言うのは、可哀そうにも思う。

それでは、今の自分も可哀そうということになってしまう。

今日からは、これまでの過去の自分に感謝しよう。
そして今度過去のリソースを聞かれたら、
頑張ってきた私なんだから、何かあるはず!
と感謝の意を持って振り返ってみよう。

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