モヤモヤの向こう側

日の出

「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」
という本を読んだ。

以前コーチング仲間から聞いて、気になっていた。
心が悶々とした時の気持ちの捉え方、考え方を少しずらしてみる方法、
そんなヒントが優しく書かれていた本だった。

タイトルになっている言葉は、誰かのことでグルグルといつまでも考えていたとしても
相手は案外全く気にせず、パフェでも食べてる、そう思ったら馬鹿らしくない??
ということ。

よく片付けで
「家の中のいらないものを置いている場所にも家賃は発生している、ゴミに家賃払うの?」
そんな風に言ったりする。

同じように誰かのこと、嫌な事に囚われてグルグルしている時
「いつまでも心の中に嫌な奴の居場所をあげるの?ずっと一緒に住むの?」
そうは言っても簡単ではないかもしれないけど、
まずは追い出す決意をしよう、とあった。
確かに。確かに。

そして、ここから、私は少し自分の思考へ飛んだ。

周りの人達を見てみんなすごいなぁと思って自分は、、、
と落ち込んだり、へこんだり、ブルーになったり、
そんなことしょっちゅうある。
そこには嫉妬心もあったりする。

最近こういうことに関することがよく目に耳にしていた。

他人に対してそういう気持ちになるのは、
その人たちが自分にとって近い人似た人と感じている場合だと言う。
同じくらいの人だからこそ、(ある意味、悪く言えばどんぐりの背比べ、、、)
結局は自分の中に私だってという気持ちがある。

確かにそうかもしれない。

「私なんて」と言いながら、心の底や無意識では
「負けたくない」とか「私にもできるはずなのに!」という気持ちがあるのだ。

そう思うと「私なんて」どころか「私はできる、もっとできる」と信じて、
訴えている私がいるからモヤモヤ悶々としているということになる。

なんと、なんと!!

無意識の自分は自分ができると信じている!
なんと心強いことだろう。

私には自分を信じる力がある、できる私がいる、
無意識がそう思っているならきっとできるんじゃない?

人を羨ましく思う気持ち、嫉妬、モヤモヤ、そんなネガティブとされる気持ちが、
大事なことを教えてくれている。

つくづく感情は大切に扱うべしと思った。どんな感情であっても。

本を読んでいると、それまでも積み重なってきた、知識や思いが
そこに被ってきて、さらに次なる気づきへ繋がっていく。

今度またそのモヤモヤ、「私なんて」と出てきたら、
心の奥の言葉を表に出してみよう。

「本当は私にもできると思っているからね!!」

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