気づき続けること

今日も「でも」の話がつづく。
/2021/06/20/furidashi/
私は内省が高いせいか、きちんと話をした相手にはよく言われる。
「よく自分のことわかっているね。それだけよくわかって気づいているってすごいね。」
そのたびに思う。
「いや、よくわかっているかもしれないけど、わかっているだけじゃね。。
わかってるけど、出来てないんじゃ意味ないよね。。」
私は頭で考えるばかりで、行動がなかなか進まないことを嘆いてきたから、
だから、わかってるだけじゃダメなんだよ。とずっと自分を責めてきたところがある。
この「でも」について考えながら、思った。
「気づき続ける」
それでいいんじゃないかと。
ひとつの気づきがあるからこそ、そこからまた一段先の気づきへ繋がる。
そしてその気づきが幾段か重なった時に
「あー、そういうことか」と急に身体で腹落ちしたという感覚がもたらされる。
この腹落ちした時の感覚はいつも不思議だ。
わかっていたはずだったのに、わかっていたつもりだったのに、
なのにその時、やっと初めて「わかった」という感覚に舞い戻る。
今までの「わかっている」が全然別物だったことに気づく。
そうやってひとつのことでも
何度でもグルグル回りながら、その体験を増やしながら
スタート地点に戻っていく。
このグルグルサイクルが学ぶ、学び続けるということ。
それでいいのだろう。
だから、もう言うのはやめよう。
「わかっているだけじゃダメ」なんて。
今「わかっている」ことはちゃんと次へ繋がる。
その学びの途上にいるのだから大丈夫。
今もこの気づきに感謝をしよう。